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上から考える、下から考える

 上から考える、下から考える・・・数学の問題を解くときの考え方です。 (自分で名付けました)  上から考える…問題文を見てできることをひたすらやる。  下から考える…何かを求めたいとき、何がわかればそれが求められるかを考える。 そうやって問題と答えの距離を近づけていき、それがつながった瞬間にその問題は終わりです。 (近づけば近づくほど、つながりやすくなります) (イメージ図) 問題文 ↓ ↓(上から考える) ↓ ↑ ↑(下から考える) ↑ 答え 一般に、理系の人は下から考え、文系の人は上から考える傾向が強いです。 勉強が得意な人は下から、苦手な人は上から考えた方がよいです。 ただしこういうのはすべて逆を意識したほうがいいというのもまた事実で、理系の人は意識的に上から、文系の人は下から考えてみると、ブレイクスルーが得られるかもしれません。 いずれにしろ、多くの人が無意識に行っている考えるという行為も、こうやって細分化してみると、何をすればいいのか分かりやすくなると思いませんか?

倍率と偏差値、どっちが大事?

…合格最低点です。 というと、ずるい答えですが。 もう少し真面目に答えると、長期的には偏差値、短期的には倍率かもしれません。 倍率は年によって変動し、当然それによって合格最低点は上下します。 今年たまたま倍率が高かった…となると、予想されている偏差値よりも合格は難しくなり、逆もまた然りです。 一方で高倍率あるいは低倍率であっても毎年一定であれば、結局その学校の合格最低点は偏差値という形で表されることになります。 という答えはいかがでしょうか?

◯◯大学受けるには問題集は△△?

  前に生徒に「友達から『◯◯大学受けたいんだけど問題集は△△をやればいいですか?って聞いておいて』って言われたんですけど、どうですか?」と言われたのですが。 いやいや、さすがに答えるのは無理です。 (ごめんなさい) その問題集をやって受かる人もいれば受からない人もいます。 その問題集が必要な人もいれば必要じゃない人もいます。 その問題集だけで十分な人もいれば、別のことが必要な人もいます。 講師は受験や勉強のことは詳しいですが、それだけでは半分、生徒のことがわかって初めて全部だと思うのです。そしてそのとき初めて何をすればいいのかが決められます。 そのためにはよく話をして、お互いに理解を深めることが必要だと思うのです。

予習しすぎないで

  高校の英語の授業などで「予習で全部やってきて授業で答え合わせ」というスタイルを取る先生がいます。 これ、予習でちゃんと合っていた部分については授業は完全に時間の無駄、授業内では他の生徒の間違いを先生が直すのをただ聞いているという、何その時間… もちろん予習で間違えた部分に関しては授業の意味はあるっちゃあるのですが、それって1時間の授業の中で何分あります??自分で解説見たりした方が早くないですか? というわけで、予習しすぎないように、っていうアドバイスもしばしば生徒にしています。

暗記の仕方

  暗記とは「Aを見たときにBが言えること」です。(別記事「 覚えるとは 」を参照) ではAとBをどのように頭の中で結び付けたらいいのでしょうか? 一般論としては、 何らかのイメージを働かせる、印象に残す、感情に残す といった感じです。 (人間、印象に残ったことは忘れません。試しに小学校とか昔の記憶を思い出してみると、それらはたいてい何らかの強い感情が伴っているのではないかと思います) そして問題はここからなのですが、どのようなものがイメージしやすく印象に残るか、これが本当に 人によって全く違う のです。 英単語の例で考えると、 ・音のイメージ ・スペルのイメージ ・意味するもののイメージ ・語源、接頭語、接尾語、派生語 ・前後の文脈 ・出てきたときの状況 ・語呂(その音の響き、そのシチュエーションのイメージ) ・・・などなど。 文系/理系、視覚優位/聴覚優位、感情的/物理的・・・その人の特性、興味によって何の能力が強いか、無意識に何を使って覚えているかが異なります。 多くの種類の単語帳に、そのいろいろな使い方。短時間で速く何周もするか、1単語ずつ長い時間をかけてイメージづくりをするか・・・ いろいろな人がいろいろな主張をしますが、結論、どのやり方がいいかは人によります。 他人の意見を鵜呑みにせず、どうか自分に合ったやり方を考えてみてください。 (必要ならばそのお手伝いをさせていただきます)